増えるか,大学発“使える”ソフトウエア | 日経 xTECH(クロステック)
なかなか面白い。
> 大学では論文を出すことが目的で,プログラムは簡単なプロトタイプを作って終わり。
> そして,これら普及のための努力はいずれも全く論文の材料にはならない。
全くその通りだと思う。企業でも同じで,大体プロトタイプ作って放置。プロト→OSSには,険しい道がある*1 色んな隠れ蓑を作って,細々とやるしかないのだろう。国の予算貰っても,大体同じではないだろうか。予算切れた時点で放置。プロトタイプと,実利用OSSの大きなギャップをどうやって埋めるのだろう?こちらの大学ではどうしているんだろうなぁ。
例えば,SELinux Policy Editorだと,「Simplified Policy」ならば,研究テーマにしやすいが,GUIは「ただ作っただけ」になりがちで,研究テーマにしにくい。で,どうしてもGUIは後回しになりがち。

先日,オープンソース関連の授業で,先生が「OSS作者のモチベーションはお金ではない,趣味だ」と言っていた,本当なのだろうか?そんなこと言っていた先生も,AOLに雇われてmozilla作ってるし。確かに,気楽に趣味で作っている時のほうがいいアイデアはでるが,品質を上げ,継続的にやるには,趣味ではどうにもならないような。
私も,今は運よく留学生の身分を隠れ蓑にSELinux Policy Editorを作れているが,日本帰ったらどうなるのかなぁ。

*1:普通「プロト→製品」だし