なぜ日本に開発者が少ない??

よしおかさんの日記
http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20060304#p1
を見て。

どこのコミュニティに行っても(とはいうもののわたしの見聞きして範囲は日本のPostgreSQLとか、Samba-jpとか、MySQLとか、OpenOffice.orgとか先日のMozilla-Japanとか限られた範囲でしかないのだけど)、開発者の数が圧倒的に少ないと言う声を聞く。しかも新規参入がほとんどない。古参ばっかりで新陳代謝がない。

日本のSELinuxでもそうです。
コメントでも、「開発者が少ない」と話題になってます。。
SELinux Symposiumでも日本人達とまさにその話題になったけど、悲観的な話ばかり…

原因

原因の一つは、
エバンジェリスト(広める人)>> 開発者
となりがち、だからか?
日本ではプログラマの地位が低い(下手するとプログラマ蔑視)ことと関係してそう。
もちろん、広める人は必須だと思ってます。

エバンジェリストの仕事は、記事書き、講演、講師なども含まれるが、
個人的なお金にもなりやすい。また、所属企業の宣伝、マーケティングにも関係しやすい。
なので、雇用にも結び付きやすい。

が、開発者は、開発しても基本的に一円にもならない。
勤務時間中にやれればいいのだが、SI企業ばかりの日本ではそれは厳しい。
なので、雇用にも結び付かない。

個人的には、
オープンソースでは、開発者こそが神であるべき」
または、「コードか金を出した人が、オープンソース界隈で偉い顔をすべき」
と思っているが、その理想にはほど遠い。
私も開発者であることを自分のコアにしたいとは思っているけど。。。

解決策

「開発は面白い」は確かだが、それだけで生きていける人は少ないと思う。
自分は納得しても、妻子が納得しまい。

やっぱり、「開発で生活ができるようにする」
ことが一番重要だが、どうすればいいのか、全然浮かばない。。。
下手するとアメリカに行くしかないのか??
本場アメリカでは、SELinuxの開発者達は、フルタイムで雇用されて、仕事としてコードを書いている。
なぜ、それが可能なのだろう…

国頼みの策としては。。。
Symposiumで某さんが言っていたのだけど、
「パッチ出したらその人に100万円」というオープンソース振興政策はどうか??
と言っていた。確かに、すごく振興されそうだが、
現実的には難しそうだなぁ

あとは、残業時間を減らすのも重要。
本業で疲れきった人々が、趣味でコードをかけるはずがない。

日本に帰ったら、この辺の問題も複数人を巻き込んで取り組まねばと思う。