SELinux Policy EditorがFedora Extrasに取り込み!

ついに、取り込まれた。ふう。
とりあえず、まだrawhide向けにしかビルドされてない。
FC6へは、cvsのブランチを作成依頼中。
パッケージ名は、seedit,seedit-policy,seedit-gui
SEEditも、ついに野良犬状態を脱出か?
今回のレビューのおかげで、rpmパッケージの品質がだいぶ向上。

さて、色々メモ。

Fedora Extrasに自分のパッケージをいれてもらうには

印象に残った点を

  • 1)とにかく、以下を熟読。

http://fedoraproject.org/wiki/Extras/Contributors
さらに、上からたどれるガイドラインを熟読し、rpmパッケージを作ること。
で、bugzillaに提出。

  • 2) sponsor

一番肝要なのは、sponsorと呼ばれる、偉い人々にレビューしてもらうこと。
sponsorは、cvsへのアクセス権を与える権限を持っている。
私の場合は、fedora.jpの掲示板のsponsorの方らしき書き込みから、
日本のsponsorを特定し、色々とお願い。
で、延べ3人にレビューされ、大量にコメントがついた。
なお、コメントがたくさんついたということは、
私のrpmパッケージの書式がボロボロということも意味する orz

  • 3)他人のパッケージもレビュー

レビューが終わると、初心者の場合は、「他の人のパッケージレビューしろ」
といわれる。
sponsorが、「こいつは大丈夫だな」と思えば、
cvsへのアクセス権限をくれる。

  • 4) インポート

で、諸手続きの後(結構めんどい)
自分のsrc.rpmをインポート。
インポート時に焦る。
./common/cvs-import.sh
ってコマンドで、自分のモジュールをチェックインするわけだが、
何度もsshパスフレーズを入力して、いつになったら終わるのかちょっと恐かった。
途中で中断したらどうなるんだろう。開発者向けスクリプトだから、漢仕様に違いない。

  • 5)ビルド
  • 6)Branch request

デフォルトでは、rawhide用にしか、ビルドされない。
FC-5とかFC-6のような、branchを作る必要。
これには、
http://fedoraproject.org/wiki/Extras/CVSSyncNeeded
wikiに書き込んで、リクエストする。
人手でbranchが作られる。

bugzillaに提出してから、CVSに入れるまで、二週間ちょっとかかった。。

  • 日本人

どうやら、sponsorは一名(日系アメリカ人は何人かいるが)。
Bugzillaの常連も、彼ぐらいか。
20個のrpmパッケージをメンテ。レビューの数はその数倍。すごい。
隠れた強豪超人だと思った。bugzillaにしか現れないところがかっこいい。